こんにちは。
とりたぬです。
今回ご紹介するのはタマホームの創業からの履歴です。
というのも、大半の方がご存じなほど有名なタマホームですが、設立が1998年6月3日と今年でちょうど創業20年目なんです。
ハウスメーカーの中では短めで非常に驚きました。
ってことで、『20年間でなぜタマホームがここまで有名になれたか』について探っていこうと思います。
タマホームの基本情報
会社名:タマホーム株式会社
本社:東京都港区高輪3丁目22番9号
設立:1998年6月3日
市場:東証1部・福証(2013年3月27日上場)
代表者:玉木 伸弥
従業員:3,172人(2018年5月)
売上高:1,603億円(2015年5月)
純利益:△4.84億円(2015年5月)
社名の由来:創業者の“玉木”さんの苗字より
タマホームの略歴
1887年:福岡県八女郡で玉木長命が建設業を開始
1978年:筑後興業株式会社を設立
1998年:筑後興業の土木・建築・設計・不動産業をタマホームとして独立。代表取締役に玉木康裕が就任
2000年:筑後市に最初のモデルハウスをオープン
2002年:本社を福岡市博多区に移転
2004年:大阪に本社を移転
2005年:東京に本社を移転
2005年:資本金を7億7350万円に増資
2006年:みのもんたをCMキャラクターに採用し、『タマホーム、いいねぇ~。』のキャッチフレーズが誕生
2009年:木村拓哉をCMキャラクターに採用
2013年:東京証券一部上場、福岡証券上場
2013年:資本金を43億1014万に増資
2015年:8.6秒バズーカーをCMキャラクターに採用し、『タマホームは、国産材』のキャッチフレーズが誕生
2016年:ピコ太郎をCMキャラクターに採用し、『ハッピーソング』をアレンジ
2017年:THE ALFEEをCMキャラクターに採用
玉木長命さんが始めた建設業や筑後興業株式会社は以前からあったとしても、タマホームが出来て20年、タレントを起用した大々的なCMを開始して12年とまだまだ年数が浅いタマホームです。
ただ、度重なる増資や上場による資金繰りが安定し、大物芸能人や旬の芸人を起用した大々的なCMにより、業界ではまだまだ新参者にも関わらず知名度が一気に上がったようです。
ただし、良くも悪くもCMの影響力は大きく、他社が上品な穏やかな曲調にしているのに対し、タマホームは耳に残りやすいポップな曲調を多く取り入れているため、安っぽく見えてしまうということ。
また、キュウソネコカミを起用し放送した
『タマホーム20代からのイェ~イ(家)』
って、CMは覚えていらっしゃいますか?
CM内で『月々の家賃で家が買える』とも言っちゃってるので、どうしても、
タマホーム=安い=すぐ壊れそう=ヤバイ
という、イメージになってしまうようです。
タマホームと他社の比較
前述した通り、タマホームは設立20周年ですが、他社と比較して長いのか短いのかイマイチわかりません。
ということで、他社をピックアップして比較してみましょう。
※ヘルシーホームとライフデザインカバヤは岡山のローカルビルダーです。
こう見ると、タマホームは10社中9位と完全に新参者ですね。
というか、想像以上に差でした(^-^;💦💦
例えるなら、ベテラン社員と新人ぐらいの差ですね💦💦
ただし、この表に建築棟数を加えて年間の平均棟数(建築棟数÷年数)順に並び替えると・・・・
※ライフデザインカバヤとヘルシーホームには累計建築棟数のデータが無いため記載していません。
いかがでしょう?
設立からの年数が浅いわりに、年間の建築棟数が非常に多いことがよくわかりますね。
新人は新人でも仕事がバリバリ出来る新人ですね(笑)
一般的には“タマホーム=ヤバイ”というイメージが浸透してしまっているにもかかわらず、なぜここまで建築棟数を伸ばせているんでしょう・・・・・
はい。
もう言わなくてもわかるほどの特徴である『安さ』でしょうね。
各家庭の世帯年収で差があるでしょうが、大手ハウスメーカーは一般的なサイズの土地に一般的なサイズの家を建てると夫婦2馬力で働いてもローン返済でカツカツの生活になってしまいます。
一方、一度でもタマホームと他社を相見積りしたことがある方はご存じかと思いますが、タマホームは他の多くのハウスメーカーと比べ圧倒的に坪単価が安く、半値や場合によっては3分の1になることもあります。
つまり、1馬力でもなんとか頑張れるし、2馬力あれば余裕のある生活が出来るんです。
消費税が徐々に上がって⤴️、ローンの金利が上がり⤴️、建材の材料費が上がり⤴️、将来の年金も期待が出来ない⤵️時代
安定の生活と将来への貯蓄のために、ローコストハウスメーカーを選ぶ方が多いんでしょうね。
特記すべき特徴
安さが際立って、他の特徴が薄れてしまいがちですが、他の特徴としてはどのようなものがあるんでしょうか?
タマホームの従業員の増員
2015年5月末:2852人(wikipedia)
2018年5月末:3172人(タマホームHP)
なんと約107人/年の増員!!
分かりやすく言えば、少し大きめの中小企業1社程度の従業員を毎年増員して大きくなっていっています!!!
必ずしも、年々増員=成長している企業とは言えませんが、経営が苦しければ、なかなか増員もできないため、経営が苦しいと言うことは無さそうです。
タマホームのグループ会社
・タマ・アド株式会社
・タマファイナンス株式会社
・タマリビング株式会社
・タマアグリ株式会社
・在住ビジネス株式会社
・タマフードインターナショナル株式会社
・株式会社九州新エネルギー機構
・タマアパレル株式会社
・タマホーム不動産株式会社
・タマホテルズ株式会社
・Tama Global Investments Pte.LTD.in Singapore
・Tama Home AMERICA LLC in U.S.A
国内外含めタマホーム以外にグループ会社が12社も存在。
ほとんどの社名に“タマ”が付いているので非常に分かりやすい(笑)
初期から最新のタマホームのCMと出演者
2006年 みのもんた キャッチコピー『タマホーム、いいねぇ~。』
2009年~2013年 木村拓哉 おなじみの『タマホーーーーーム』とシャウトするCM
2015年 8.6秒バズーカー キャッチコピー『タマホームは国産材。』
2016年 ピコ太郎
2017年 THE ALFEE
他にも、神田沙也加、CHARA、SUMIRE、矢野顕子、キュウソネコカミ、大友康平、加山雄三、坂本冬美、ももいろクローバーZ
2018年6月からは、キュウソネコカミ、THE ALFEE、神田沙也加、加山雄三、坂本冬美、ももいろクローバーZを共演させた20周年記念のCMも放送されています
非常に豪華ですね💦💦
なんと、芸能人を起用したCMが始まって12年で14組もの芸能人が出演していました!!
しかも、12年前のみのもんたのCMでさえ『あぁ~~見覚えある』という印象の残り方。
1日に何本も流れるCMの中で、12年たってもまだ印象に残っているのはスゴいですo(^o^)o
他社のCMを思い出すかといったら・・・あんまり思い出せないです(←完全に個人的な主観ですが(-_-;))
まとめ
ということで、タマホームは間違いなく最近出来た会社でした。
と言っても、
・芸能人を起用した印象に残るポップなCMをどんどん放送
・営業所の出展場所・材料調達の企業努力で販売価格の値下げ
で短期間ながら集客を伸ばし、年間建築棟数は他社に負けていないどころか、古くからあるハウスメーカーよりも多くなっています。
社員数も年々大幅に増員しており、非常に順調な雰囲気があります。
ただし、社員数の増加だけで会社の収支はわかりませんので、
次は財務諸表(会計の帳票)で分析するタマホームの経営状況~他社との比較もするよ!~と題して、タマホームの現状の経営状態と他社との比較をしてみたいと思います。
もちろん、専門家がするような堅苦しい分析ではなく、誰が見てもわかるような解説を目指したいと思います(^o^ゞ
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